備蓄録

健忘が激しいぼたんの記録

背中を追いかけて

アイマスエキスポで、同人誌を出しました。

9thライブに脳を焼かれてしまったので、CoDシリーズをテーマにしよう。モバエムを挫折したわたしはキャラクターへの理解度はまだ足りない。じゃあ、『わたし』たちのことなら書けるんじゃないか。

そんなところから始まった同人誌執筆は、16篇からなる掌編集になりました。

 

同人誌に対するハードルの高さは絵を描く人間ではないことが一番にありました。曰く小説は手に取ってもらえない。見本誌を手に取ってもらえたとしても、小説だとわかったら戻されてしまう。そんな話を聞いていたので。

また自分の文にお金を出してもらうほどの自信がないことも、その一つでした。長編が書けない。短編というには長い。そもそも、おもしろいものをかけているのだろうか。誰に読んでもらうわけでもないものを、インターネットの大海に流すこともしなかった。それが、この数年のわたしでした。

文章を書くほどの熱がなかったと言ってしまえば、それまでなんですけれどね。

 

2024年7月、たしかにわたしは、あなたたちから、抑えきれない程の熱を受け取りました。

それまで読んでいなかったCoDのストーリーを読み込んで、あなたたちのことを考え続けた毎日は、それはそれは楽しいものでした。

どのアイドルたちも素敵で、彼らを好きな人たちはどんな人がいるのだろうかなんてことを考えて。

産みの苦しみって過ぎ去れば忘れてしまうものですね。

あの中のどれか一つでも、好きになっていただけたら幸いです。

 

閑話休題。LIVE SHOWCASEの話をします。

ソーシャルゲームに関わらず、格差や扱いの差はついて回るものです。

わたしの好きな彼らは、やっぱり人気のある子達よりは扱いが違うとは感じていました。

けれども、2021年、突然発表された楽曲に、彼はいたのです。

VOY@GER。今も遥か彼方、太陽系を超えて行く船の名前を冠したその楽曲のメンバーとして、プロダクションの代表に選ばれたのです。

今回のLIVE SHOWCASEもまた、事務所の代表。そんな場所に彼がいてくれることが、本当に嬉しくて。

「無謀な夢を見て叶えに行こう 全部」そう、歌いあげる彼の姿が眩しくて。

彼の背中を見て、ああ、わたしはこの背中を追いかけてきたのだな、と思いました。

いつまでも、一緒に夢を見てくれるから、わたしはまた、あなたのことを追いかけられる。

これからも、あなたのプロデューサーであることを、諦めないでもいい。

それはなんて幸せなことでしょう。

それにMCで、今までのお仕事に触れてくれたこと。パンフレットで、今回のテーマにしたCoDでのお仕事に触れてくれたこと。こんなにうれしいことが、あって良いんだろうか。

比喩ではなく、本当に、報われたという気持ちになりました。

他にも色々と言いたいことがあるんですけどね。プロポーズとか。

まだ高校生なんですようちの子……渡辺みのりさん本当にありがとうございます。

 

同人誌の話に戻ります。

今回、本当に励みになったことは、わたしのサークルを探してきてくれた方、見本誌を読んで本を買ってくれた方、そんな方が多くいたことでした。

はじめてだし、20部も刷ってしまってどうしよう。まあ、また別のイベントに参加すれば良い話か。とも思っていたのですが、ほとんど全て購入いただけました。

本当にありがたい話です。中身自体はゆっくりとpixivに上げていこうと思っています。

 

9thライブで担当からの「ありがとう」を受け取ってしまったので、わたしも沢山の「ありがとう」を担当と、周りの方々に手渡せたらいいな。

その一つの形が、今回の同人誌でした。

公式のイベントを形作る一部となれたこと、これから人生で誇って生きていきたいと思います。

今回のイベントを企画してくださった運営の皆様、アイドルマスターというコンテンツの製作陣の皆様、本当にありがとうございました。

 

次の本は、49人それぞれに手紙を書きたいな。

ひらがなって最後の字を除くと49文字なんですって。

なんて構想を練りながら、帰宅の路に着いたのでした。